世界各国の帰化申請に必要な書類
中村倫彦
中村倫彦

世界各国の帰化申請に必要な書類ガイド

日本国籍を取得するための帰化申請では、申請者の出身国によって必要な書類が異なります。
このページでは、各国で取得が必要な本国書類について概要を説明します。

 

帰化申請に必要な共通書類

帰化申請を行う際、どの国籍の方でも共通して求められる書類があります。例えば、以下のような書類が必要になります。

  • 住民票(申請者および同居家族のもの)
  • 課税・納税証明書(直近の課税・納税状況を証明)
  • 収入の証明書(源泉徴収票・給与証明など)
  • 身分証明書(在留カード・パスポートなど)
  • 帰化の動機書(申請者が作成する書類)

これらの書類はすべて、申請者の現在の生活状況や経済的な安定性を証明する重要なものです。

 

そしてこれ以外に申請者の本国で取得する親族関係を証明する書類が必要となります。

 

国別の必要書類一覧

帰化申請で必要となる本国書類は各国の法制度により異なります。以下は代表的な国々の例です。

 

国名 取得書類
フィリピン PSA発行の出生証明書・婚姻証明書・死亡証明書
ブラジル 出生証明書・結婚証明書(離婚証明書)・国籍宣言書
中国 出生公証書・結婚公証書・離婚公証書・死亡公証書・親族関係公証書・領事証明
ネパール 出生証明書・結婚証明書・死亡証明書・家族関係証明書・国籍証明書
バングラデシュ
出生証明書・結婚証明書・死亡証明書・家族関係証明書・国籍証明書
韓国 家族関係登録簿の証明書・除籍謄本

 

詳細な書類の種類や取得方法については、各国の個別ページで詳しく解説しています。

 

本国書類の取得と提出の注意点

外国書類の取得には時間がかかる場合があるため、早めの準備が重要です。申請者に関してどの書類が必要となるのかを事前に確認をして下さい。

 

提出する外国文書はコピーではなく、原本の提出が必要となります。原則として提出した原本は返却されません。
法務局に外国文書を提出する際には、全て日本語の翻訳文が必要となります。翻訳は正確な翻訳ならば申請者自身で行うことも可能です。翻訳年月日・氏名・住所・連絡先を記載して翻訳文を作成します。

 

 

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